リーグ戦第11節 vs亜細亜大学

2017/09/22 8:19 に 東大ア式蹴球部 が投稿   [ 2017/09/22 8:24 に更新しました ]
2017年9月3日
リーグ戦第11節 vs亜細亜大学
△0-0
勝てない試合が続いた前期を終え、迎えたオフシーズン。四年最後の検見川合宿、代替わりに伴って一足先に引退した仲間。すべての準備はこの時のため。
いざ、後期開幕!!

・・・・・・・・・・・・・・

先週までとうって変わり秋の気配が漂う御殿下は、生暖かい空気が包んだ開幕からの、時の経過を思い起こさせる。
あれから自分たちはどれだけ成長したのだろうか。結果でしか証明できないその問いを、ピッチに立つ者だけが背負う、キックオフ。
ホイッスルが鳴る直前、一瞬にして空気が張り詰め、イレブンの覚悟が応援席に伝播した。

開始1分、いきなり攻撃陣が魅せる。多田(4年・経)が鋭いドリブルで中央を切り裂き、寺山(3年・工)がボールを展開すると、白藤(2年・理Ⅰ)が多田に美しいスルーパスを通す。多田の巧みなボレーは惜しくも左に外れるが、激戦の幕開けにふさわしい鋭い攻撃に歓声が沸き起こる。
開始15分まで、このトライアングルのカウンターが立て続けに決まっていく。

前半6分には早くも決定機を迎えた。中央にできたオープンスペースで受けた多田がミドルシュート。鋭くドライブしたシュートはキーパーの手をはじき、コーナーキックを得る。工藤(4年・工)の正確なキックのこぼれ球は、フリーの白藤のもとに。ゴール目の前で狙いすましたシュートはキーパーのビッグセーブに合う。会場を悲鳴とため息が包む。

白藤はこの後も持ち前の絶妙なポジショニングで決定機を迎えるが、この日は運に見放されたのか、近いようで遠いゴール。しかし前期と比較して「亜細亜の璧」を効果的に崩す場面が圧倒的に増えたイレブン。前半終了時のスタッツはシュート:東大7・亜細亜3。相手のチャンスらしいチャンスは満永のスーパーセーブで防いだ一本くらいであった。

前半の終わり、流れが悪い時間にコーナーキックが連続する。セットプレーは前期、まるでデジャブのように決められた数試合のいやな記憶がよみがえるが、相手の3番(ア式No1の箭川(4年・工)をも上回る身長)を完全にシャットアウト。成長の早い我がチームには十分すぎる準備期間を終え、弱点は完璧に克服した模様。応援席が胸をなでおろしたところで前半終了。

両者一歩も譲らない展開とはこのことか。強いて言えば東大が一歩踏み込んだ展開。

後半に入ってもソリッドなサッカーを展開する両者は、見どころをちりばめつつ(ハイライト参照)膠着した展開が続く。
この試合は新主将中沖(3年・経)、ボランチの沢登(4年・文)・中村(1年・文Ⅲ)を中心にタイトな守備を継続し、複数人でボールを奪いきる場面が目立つ。切り替えの早さを持ち味とする武田(4年・農)は、ボールを絶対に逃がすまいと二度追いやプレスバックを繰り返し、後半途中ついに足が悲鳴を上げる。OBの皆様、許していただきたい。ベンチメンバーを信頼したからこそ、彼は限界を超えて走ったのです。一方守備陣は初スタメンの大谷(1年・文I)を中心に、粘り強い守備を見せる。脇に陣取った工藤と槇(2年・理Ⅰ)の前への強さは相変わらず。亜細亜のロングボールを跳ね返し続けた。

待ちに待った先制点は結局生まれなかったが、交代選手も含め最後まで集中し、クオリティを落とさなかった試合は、明らかにチームとしての成熟を感じさせるものだった。

首都大学の試合が中止となり、肩透かしを食らったような開幕だったが、周囲の心配を振り払い自分たちでつかみ取ったこの流れを、次こそは結果に繋げたい。

次節は前期に黒星を喫している玉川大学。

いざ勝負。
(文責 :4年 俣野)




Comments